終着駅は、知りたくない。

夜、仮眠してたら電話が鳴った。
居酒屋『さるとび』のママさんからでした。
micoちゃん、忙しい？とキカハル。
はい。おいしょがしゅうございます・・・
と答えかけたところ、電話の向こうから、
こら〜！mico、こんかい〜〜っていう、
怒鳴り声が聞こえた。あらららら・・・
Mさんだわ。Mさんは、80歳の男性で、とても
私をかわいがってくださっている。
なのに、ここずっと私は仕事でバタバタで
およびを無視してしまってるし。
いかなくっちゃね。

仕事をちょっと一段落させてから店に行った。
すると、店の前ですでにわかるMさんの歌声。
スゴイよなぁ。この年齢にしてこれだけの声が
出せるってこと自体が、と改めて実感。エンマ大王さまにも
見捨てられたお方だし。

よし、戦闘じゃ！（わはは）

店に入ると、Mさん、
おい、こら、mico!何を食べるねん？
何を飲むねん。はよここ座れ、歌、歌えっておっしゃる。
ちょ、ちょっち、おまちくださいませ〜。。。
おなかもへってるし、ストレスもたまってるし、飲みもしますが、
一度にいきなり言われても・・・（ばく）
ね、戦闘でしょ？それをかわすのも、なかなか根性がいるんだわ。
笑いつつ、ボケつつ、なだめつつ〜〜
怒れば火山、活火山のお父さんだから（ばく）

・・・おかげさんで、楽しく遊ばせてもらった。
そういえば、私も80までは生きるとこの間占っていただいたけれど、
Mさんのような、愛嬌のあるゲンキコゾウの
人生を過ごしたいなぁって思った。
Mさん、いっつもおっしゃる。わしはまだまだ、お年頃だって♪
にっこり笑って。かわいいよなぁ〜(#^.^#)

Mさん、私があと30年くらい早く生まれていれば、
三途の川までご一緒させていただいていたことでしょう。

『あきらめることが、ほんとの老化のはじまりだ。』